松山市の小児矯正医院で受けられる治療方法の種類について解説

2023/11/29

家庭で取り外し可能な可撤式矯正装置

可撤式矯正装置とは、患者さんが自分で外したり付けたりが簡単にできる構造になっている矯正装置です。種類の中には、ヘッドギヤのように装置を付ける部品は歯に固定し、矯正力を作用させる部分は自分で取り付けるようになっているものなど、固定式の部分と可撤式の部分に構造が分かれているものもあります。

矯正装置はつけている間しか効果はなく、治療期間や効果には限度があるため、治療方法については歯科医師に相談が必要です。

セメントで固定するので家庭では外せない固定式矯正装置

患者さんが自分では外せない、つけたらそのままくっついたままになっている装置が、固定式矯正装置です。

通常使用されるマルチブラケット装置や奥歯が手前に倒れてこないようにするパラタルアーチ、歯を裏側から押したり引っ張ったりする時の固定のために使用するリンガルアーチ、ポーター型拡大装置、急速拡大装置などがあります。歯を内側もしくは外側からワイヤーで圧力をかけて、希望する形に徐々に歯を移動していく仕組みです。

口の中でなく顎やおでこに装着する顎外固定装置

顎外固定式装置は、顔の外に装置の大部分が出ており、夜間に装着するタイプの矯正器具です。頭の上の方から引っ張るハイプル・ヘッドギアーと、首の後から引っ張るサービカルプル・ヘッドギアーなどがあり、患者さんの骨格タイプに応じて適切な方法を選択します。

他にも、下顎の先端の部分にチンカップをつけ、頭にはヘッドキャップを被るタイプもあり、これがチンキャップという装置です。また、プロトラクターは口腔内に取り付けたフックと顔の前方に取り付けたフェースマスクとの間に輪ゴムをかけて使用します。

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